日時
2023年7月27日(木) 15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)
講演者
日野伸一 (九州大学名誉教授)
風間 徹 (元日本道路公団 東北支社長)
内田道雄 (元日本道路公団 副総裁)
芝村善治 (西日本高速道路(株) 代表取締役副社長執行役員)
小笹浩司 (西日本高速道路(株) 取締役常務執行役員・保全サービス事業本部長)
中村 順 (西日本高速道路(株) 執行役員・九州支社長
大城壮司 (西日本高速道路(株) 構造技術課長
大竹明朗 (大成建設(株)土木本部 土木技術部 地盤・環境技術室長
鳥井浩一郎 (元鹿島建設(株)九州支店 土木担当課長
三田村 武 (元(株)神戸製鋼所 技師長
太田武美 (元宮地エンジニアリング(株) 執行役員)
講演概要
古くからの夢であった本州と九州の連絡は,明治29年11⽉に船による連絡路が整備され,昭和17年11⽉に鉄道トンネル(下り線)が,昭和33年3⽉に関⾨国道トンネルが開通した。これにより本州・九州間の輸送⼒は⾶躍的に⼤きくなったが,関⾨国道トンネルの交通量が昭和35年頃から著しい増加の傾向を⽰してきたため,昭和38年11⽉に「第⼆関⾨国道連絡協議会」が結成され,関⾨国道トンネルのバイパスとして第⼆関⾨道路(関⾨⾃動⾞道)建設の検討が本格的にスタートし,昭和40年12⽉に吊橋型式の橋梁案(関⾨橋)が採択された。若⼾⼤橋の技術を発展させ,本四架橋につなげる使命感を掲げて関⾨橋の建設が始まった。初の国産技術で実施した平⾏線ケーブルのPWS⼯法や,補剛トラス架設の逐次剛結⼯法などの新しい技術へのチャレンジや幾多の課題を解決した⼯夫などを,開通から50年が経過した関⾨⾃動⾞道の現況や⼤規模修繕計画,整備効果等とともに紹介する。