日時
2023年10月16日(月) 15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)
講演者
朝田 将 内閣府(防災担当)参事官(元八ッ場ダム工事事務所長:完成時)
虫明功臣 東京大学名誉教授
中島 聡 群馬県住宅供給公社理事長(元群馬県県土整備部長)
尾根田勝 (独)水資源機構監事(前東京都水道局技監)
陣内孝雄 元法務大臣・元参議院議員(元八ッ場ダム工事事務所長
講演概要
終戦直後に発⽣したカスリーン台⾵は、利根川に堤防決壊をもたらし、その浸⽔被害は遠く東京湾近くまで及んだ。この⼤規模⽔害を機に計画された⼋ッ場ダムは、昭和27年の調査着⼿から約70年を経て、令和2年から運⽤を開始した。
⾸都圏の治⽔・利⽔⾯で⼤きな役割・効果を担うにもかかわらず、地元の理解・協⼒を得るまでに⻑期間を要した背景には、道路、河川事業等と異なるダム事業特有の課題があった。⼀⽅、ダム本体建設では、名勝地の保全に配慮するとともに、⽣産性⾰命に沿った新技術活⽤、⾼速施⼯に取り組み、結果、令和元年東⽇本台⾵前に試験湛⽔を開始した。
本講演では、これら⼋ッ場ダム建設事業を巡る社会情勢を踏まえた経緯や取組等について、事業主体である国、地元・⽔源県、受益地それぞれの⽴場から紹介する。