第48回 「伊勢湾岸自動車道の建設 ~新たな橋梁技術を駆使して名古屋港を横断し新東名と新名神を連結する~」 令和6年2月27日(火)に開催しました。

日時

2024年2月27日(火) 15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)

講演者

川人達男 (元日本道路公団静岡建設局長)
池田博之 (元日本道路公団中部支社構造技術課長)
池田光次 (中日本高速道路㈱執行役員名古屋支社長)
前川利聡 (中日本高速道路㈱経営企画部長)
上東泰 (中日本高速道路㈱高度技術推進部専門主幹)
田中健治 (元㈱IHI設計部長)
<コーディネーター>鈴木辰夫 (鉄建建設㈱常務執行役員)

講演概要

当初は伊勢湾岸⼯業地帯の物流の効率化のため、渋滞する名四国道のバイパスとして計画され、まず、世界最⼤級のスパンを持つマルチケーブルの斜張橋で名港⻄⼤橋が建設された。耐⾵性・耐震性の検討に加え、世界で初めて確認された降⾬時のケーブル振動への対処等は、その後に活かされていく。次に、名古屋港を横断する2橋が同様の形式で建設され、3橋で名港トリトンと命名される。第⼆東名・名神⾼速道路が計画されると、これらを最短で連結する⾼速道路ネットワークとして位置づけられ、名古屋⼆環、東海環状とも接続し、名古屋環状道路の⼀部にもなる。⽊曽三川を横過する湾岸⽊曽川橋、湾岸揖斐川橋は世界初のPC・鋼複合エクストラドーズド橋形式で建設されてトゥインクルと命名され、また、⽮作川を横過する豊⽥アローズブリッジは、世界初の波形鋼板ウェブPC箱桁斜張橋形式で建設された。技術者が、美しさと合理性を追求して新たな橋梁形式へ挑戦した記録を中⼼に紹介する。

第48回 講演概要資料(建設コンサルタンツ協会HPより)

template: single
タイトルとURLをコピーしました