日時
2024年7月30日(火) 16:00~18:00 政策大学院大学想海樓ホール(会場・WEBのハイブリット開催)
講演者
小林 一浩(元東京都建設局河川部長)
河本 武士(大成建設株式会社)
小木曽正隆(東京都建設局河川防災担当部長)
講演概要
東京都内の中⼩河川における洪⽔対策は、昭和33年の狩野川台⾵による未曽有の洪⽔被害を契機に本格的に始動したが、戦後の復興と⾼度経済成⻑による市街化が河川整備を遥かに上回るスピードで進んだため、短時間に多量の⾬⽔が河川に流⼊するようになった。その結果、昭和50年代には毎年のように⽔害が発⽣し、その度に新聞・テレビ等の報道に⼤きく取り上げられる社会問題となっていた。本講演では、⽔害が頻発していた代表河川である神⽥川において、河川整備を進める上での課題や被災住⺠による⽔害訴訟、抜本的な治⽔能⼒向上のアイデアとして幹線道路下に貯留量54万m3のトンネル式地下調節池を整備するに⾄った経緯、完成までの紆余曲折を紹介するとともに、調節池⼯事の施⼯や調節池整備後の事業効果、今後の取組みについて講演する。
第52回 講演概要資料(建設コンサルタンツ協会HPより)