日時
2024年9月26日(木) 14:30~16:30 名古屋港湾会館 第1会議室(会場・WEBのハイブリット開催)
講演者
山田孝嗣(元名古屋港管理組合専任副管理者)
八鍬隆(元中部地方整備局長)
春日井康夫(元中部地方整備局港湾空港部長)
浅野一光(元名古屋港管理組合建設部長)
上用敏弘(元中部国際空港㈱執行役員)
講演概要
当地域の海のゲートウェイである名古屋港は遠浅の海を浚渫し、その⼟砂で⼟地造成を⾏うというハンデを克服し、今や我が国を代表する国際産業貿易港として⽇本経済を牽引している。その礎となったのは、1959年9⽉に当地域に来襲した伊勢湾台⾵後に建設された名古屋港⾼潮防波堤である。防護すべき地域を包含した⻑⼤防波堤の建設は、当時国内だけでなく、世界でも類例のない⼤⼯事であった。また、空のゲートウェイとして、2005年2⽉に、名古屋港の南に⼤規模な⼈⼯島形式の海上空港として開港した中部国際空港の建設にあたっては、⼯期短縮やコスト削減という課題解決に向けての新たな試みや取り組みが積極的になされ、名古屋港の課題である浚渫⼟砂を埋⽴⽤材の⼀部として活⽤するなどの港湾と空港との連携も⾏われている。本講演では、名古屋港⾼潮防波堤の整備に⾄る経緯や整備内容及びその後の機能維持・向上、同防波堤の整備が名古屋港の発展に果たした役割、さらには中部国際空港の建設と名古屋港の浚渫⼟砂の処分との連携について報告する。
第53回 講演概要資料(建設コンサルタンツ協会HPより)