第22回 「利根導水路建設事業」〜東京砂漠をいかに乗り越えたか〜  

日時

令和3年7月20日(火)15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)

講演者

金尾 健司 (独)水資源機構理事長
虫明 功臣 東京大学名誉教授
田中 文次 元東京都水道局長
高橋 武彦 元(独)水資源機構 武蔵水路改築建設所長

講演概要

昭和30年代、高度成長期に入り爆発的な人口増加や産業の発展等により深刻な水不足に陥っていた東京で、国家の威信をかけた東京オリンピックが、まさに開催されようとしていた。しかし、関係する省庁、都県、利水者等の利害が複雑に絡む水問題の解決は困難を極めていた。折しも、オリンピック開催の2年前に設立された水資源開発公団(現:(独)水資源機構)が、この問題解決の任務を負うことになり、公団の最初の仕事が、利根川から東京に水を導くことであった。この困難に立ち向かったのが、公団理事であった小林泰を中心とする土木技術者のチームである。計画立案着手から2年余りで荒川からの緊急通水を実現して東京オリンピックに間に合わせ、その半年後には武蔵水路による利根川からの通水を実現し、水資源開発公団発足から6年弱で利根大堰を含む全事業を完了するという偉業を成し遂げた。本講演では、水を巡る当時の社会情勢や政治・行政の動き等を織り交ぜながら、利根導水路建設事業の計画から実施、完成、現在に至るまでの道のりを紹介した。

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