第30回 大阪駅改良と大梅田のまちづくり ~逆境を力に変えた民の知恵!公民連携による改良と進化の歴史~令和4年5月25日(水)に開催しました

日時

令和4年5月25日(水)15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)

講演者

梅原 利之    元 西日本旅客鉄道㈱ 鉄道本部長
坂田 英洋    元 西日本旅客鉄道㈱ 創造本部 副本部長
畑中 克也    西日本旅客鉄道㈱ 建設工事部長
岩本 康男    元 大阪市 計画調整局長
篠﨑由紀子    元 (一社)関西経済同友会 常任幹事
うめきた・みどり推進委員会 委員長
星野 鐘雄    元 西日本旅客鉄道㈱ 建設工事部長

講演概要

今から約150年前、市街地から外れた田園地帯の梅田に大阪駅が誕生して以来、大阪駅周辺には多くの路線が乗り入れ徐々に拡大し、昭和初期には旅客専用のターミナル駅となり、北側には梅田貨物駅が誕生し貨物専用のターミナル駅として機能していた。戦後、東京を中心とする首都圏では鉄道整備が集中的に進む一方で、関西の鉄道やまちづくりへの投資は限られていた。そのような逆境のなか大阪駅周辺では様々な主体が新たな都市計画手法や民間主導の開発等により近代都市へ脱皮を図り今日の大梅田エリアの基盤が作られた。同時に大阪駅も時代に応じた改良が重ねられ、駅がまちをつくり、まちが駅を育んできた。現在大阪駅北地区では、旧貨物ターミナルの跡地を有効活用した開発が公民一体で進められており、「大梅田のまちづくり」の中枢エリアに生まれ変わろうとしている。このまちづくりに先駆けて、大阪駅は2011年に大ドームを持つグランドステーションに生まれ変わり、地域に新たな賑わいと魅力を加えた。さらに現在、「比類なきみどり」を採り入れたうめきた2期の開発が行われており、これと呼応して新たな鉄道関連プロジェクトも進行している。このように逆境をバネに公民の連携により発展してきた「大阪駅の改良」と「大梅田のまちづくり」の進化の歴史について報告する。

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