日時
令和3年9月10日(金)15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)
講演者
水野 明久 中部電力(株)相談役、(一社)中部経済連合会 会長
小野 俊雄 (株)安藤・間 特別顧問
丹羽 哲郎 元中部電力(株)、元国立岐阜工業高等専門学校 教授
西條 勇 元(株)安藤・間
講演概要
水量豊富で急流の大井川では、100年以上前から多くの発電所が開発されてきた。高度成長期には、前例のない「新しい村づくり」による補償によって我が国初の中空重力式である井川ダムが1957年に竣工、1962年には同形式で国内最高125mの畑薙第一ダムを有する混合揚水式発電所が運開して、中部地域の経済発展を支えた。これらのダム・発電所は、60年以上に亘り電力だけでなく利水の安定供給に貢献しており、その水系一貫運用にあたっては地域共生、環境対応に尽力している。今回は、電源開発の歴史と井川・畑薙水力開発への挑戦、中空重力式ダムの施工について、建設当時のエピソードを交えて講演する。