第25回 急速に都市化した低平地 寝屋川流域の治水事業 −その画期的手法と法的論争− 令和3年11月24日(水)に開催しました

日時

令和3年11月24日(水)15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)

講演者

金盛 弥  (元大阪府副知事)
谷口 光臣 (元大阪府水道部長)
池野 誓男 (元大阪府港湾局長)
山内 一浩 (大阪府都市整備部河川室長)

講演概要

⼤阪府東部に位置する寝屋川流域は、古くは淀川と⼤和川の乱脈が⾛る低平地であったが、江⼾時代以降に⼤和川の付替および新淀川の開削を経て、昭和30年代後半から急激な都市化(⼈⼝増加、市街地拡⼤、農地減少、地盤沈下進⾏)が進展した。これに呼応して河川改修や遊⽔地などの治⽔対策を講じ、平成2年からは地下河川や貯留施設の建設ならびに流出抑制策などの総合治⽔対策を進めている。講演では、仁徳帝に遡る1600年の治⽔の歴史や再三の計画変更について述べ、そのなかで採られた画期的⼿法について触れるとともに、⼤東市住道地区における家屋内を貫通した応急⽌⽔壁と同地区の都市改造を紹介する。加えて、整備途上で起こった2つの⽔害訴訟とその今⽇的意義について講演する。

template: single
タイトルとURLをコピーしました