日時
令和5年2月27日(月)15:00~17:00(ZOOMウェビナーによる配信)
講演者
山 本 卓 朗 元JR東日本常務取締役
深 尾 和 代 JR東日本東京建設PMOユニットリーダー
大内田史郎 工学院大学建築学部建築デザイン学科教授
林 康 雄 元JR東日本常務取締役
斉 藤 親 元国土交通省都市局技術審議官
金 森 勇 樹 JR東日本東京建設PMOユニットリーダー
田 原 幸 夫 京都工芸繊維大学客員教授 (発表順)
講演概要
昨年150年を迎えた新橋~横浜間開業から遅れること42年、大正に入ってから誕生した東京駅は、その後利用者数の増加にあわせて拡張を繰り返し、6方面への新幹線ネットワーク(東海道・東北・上越・北陸・山形・秋田)・在来線ネットワーク(東海道・中央・高崎・宇都宮・常磐・総武)の起点、日本のセントラルステーションに進化した。この間、1945年の東京大空襲で被災した丸の内駅舎は、戦後応急復旧され長らくこの形状で供用されてきた。そして、丸の内エリアの成長・成熟と時代の変化、八重洲側との役割分担も念頭に、創建時の駅舎の復原と風格ある駅前広場の整備を推進することになり、都市計画法の改正による容積移転というスキームをベースに、重要文化財と現代の都市施設としての両立が図られた現在の丸の内駅舎が2012年に完成・供用開始された。本講演会では、この誕生から現在に至るセントラルステーション東京駅の進化と変遷の歴史について報告した。